TIME DIVE
夕闇に灯りがともる現代の東京を描いた情景

時を、潜る。

2026年から、地球のはじまりへ。
スクロールするたび、世界が巻き戻る。

地球の時間を、指先で。
年代の間隔を伸び縮みさせながら、24の発見をめぐります。

1980年代後半の黒いキューブ型ワークステーションの復元イメージ

1989年

まだ、世界はつながっていない。

World Wide Web の誕生

小さな提案書から、世界をつなぐ Web が生まれました。今開いているこのページも、その先にあります。

金色のバイザーと白いアポロ時代の宇宙服を着た宇宙飛行士の復元イメージ

1969年

足跡が、地球を離れた。

アポロ11号の月面着陸

月を見上げるだけだった人類が、初めてその地面に立ちます。

布張りの二重翼と前方の昇降舵を持つ、1903年ライトフライヤー号の復元イラスト

1903年

12秒間だけ、未来が浮いた。

ライト兄弟の動力飛行

最初の飛行は、約36メートル。小さな距離が、世界の距離を変えていきます。

空を飛ぶことが日常になる前の、わずか12秒。

日本の初期鉄道を想起する黒い小型蒸気機関車の復元イメージ

1872年

旅の速さが変わる。

日本の鉄道が開業

新橋と横浜を結んだ鉄道。徒歩や馬とは違う速さで、街と街が近づきます。

夕暮れの木造家屋と遠くの城。江戸時代を想起する情景

1603年

この街は、まだ江戸と呼ばれる。

江戸時代の始まり

東京という名前も、電車の音もない時代へ。およそ260年続く江戸時代が始まります。

二段組の活字と赤い装飾を持つ15世紀の印刷聖書を想起する古書

約1455年

一冊の言葉が、何冊にもなる。

グーテンベルクの聖書

ヨーロッパで金属活字による印刷が広がり、知識の届き方が変わっていきます。

同じ文章が遠くの誰かにも届く。その驚きは、Web にもつながっています。

石畳の街路とヴェスヴィオ火山の噴煙を描いた、西暦79年のポンペイの復元情景

79年

火山灰の下に、日常が眠る。

ポンペイ

店も、家も、通りもあった街。ヴェスヴィオ火山の噴火は、その暮らしを埋め尽くしました。

白い石灰岩の化粧石に覆われた大ピラミッドの復元情景

紀元前約2570年

「古代」にも、新築の朝がある。

ギザの大ピラミッド

今も立つ巨大な建造物が、人の手で積み上げられていく時代です。

農耕へ向かう暮らしを象徴する麦穂の復元イメージ

約1.2万年前

種をまき、同じ場所で待つ。

農耕へ向かう暮らし

食べ物を探すだけでなく、自分たちで育てる。人と土地の関係が変わり始めます。

次の季節を待つという選択が、村や街につながっていきます。

厚い褐色の毛皮と長く湾曲した牙を持つケナガマンモスの科学的復元

約2万年前

白い息の向こうに、
巨獣がいる。

氷河期のケナガマンモス

長い牙と厚い毛皮。寒冷な草原を、マンモスの群れが歩いています。

約30万年前の初期ホモ・サピエンスを想定した博物館展示用復元。顔貌・毛髪・衣服には推定が含まれる

約30万年前

私たちの物語は、ずっと前から。

初期のホモ・サピエンス

国も文字もない世界に、私たちと同じ種の人類が生きています。

二足で歩くアウストラロピテクス・アファレンシスの博物館展示用復元。体毛や軟部組織には推定が含まれる

約320万年前

二本の足で、時間を歩く。

ルーシーの時代

アウストラロピテクス・アファレンシス。小さな骨格が、人類の長い道のりを教えてくれます。

言葉を残せなかった時代のことを、骨が語ります。

灰青の背と淡い腹を持つメガロドンの復元。体形には推定が含まれる

約1,000万年前

海の暗がりを、大きな影が横切る。

メガロドンの海

巨大な歯を持つサメが泳いだ時代。残された化石から、その姿を想像します。

宇宙から見た白亜紀末の小惑星衝突の想像図

約6,600万年前

世界が、変わってしまう日。

白亜紀末の大量絶滅

小惑星の衝突と、その後の環境変化。鳥類以外の恐竜が姿を消す境界です。

尾を上げ、小さい前足を持つティラノサウルスの科学的復元

約6,800万年前

足音の主は、まだ絶滅していない。

ティラノサウルス

白亜紀末の北アメリカ。巨大な肉食恐竜が、ここでは「今」を生きています。

人類が現れるまで、まだ数千万年。人間と同じ場面には登場しません。

羽毛のある二枚の翼を畳み、長い羽毛尾を持つ始祖鳥の復元。色彩には推定が含まれる

約1.5億年前

羽ばたきの物語を、さかのぼる。

始祖鳥

羽毛と翼。それでも、口には歯があり、長い骨の尾を持つ動物です。

三畳紀の小型恐竜を想起する復元イメージ。姿や色彩には推定が含まれる

約2.3億年前

恐竜の時代にも、始まりがある。

三畳紀の恐竜たち

恐竜はまだ、多様な動物の一員。後の巨大な姿だけが、恐竜のすべてではありません。

シダ類や巨大な鱗木が茂る、花のない石炭紀の湿地林の復元情景

約3.1億年前

花のない森を歩く。

石炭紀の湿地林

巨大なシダ状の植物やヒカゲノカズラ類。今の森とは違う植物が、湿地に茂ります。

足元の植物が、途方もない時間をかけて地層へ変わっていく。

平たい頭と発達した胸びれを持つティクターリクの科学的復元

約3.75億年前

陸と水の、あいだにいる。

ティクターリク

魚の体に、首や手首に似た構造。水辺の化石が、陸への進化をつないでいます。

眼柄と一対の前部付属肢、側面の遊泳葉を持つアノマロカリスの科学的復元

約5.05億年前

見慣れない命が、海を満たす。

カンブリア紀の海

奇妙な姿の動物たち。バージェス頁岩の化石は、古い海の豊かな生き物を伝えます。

古い海での酸化を想起させる縞状鉄鉱の標本イメージ

約24億年前

この空気は、まだ吸えない。

大気の酸素が増え始める

小さな生命の活動が、地球の大気を変えていきます。今の空気に至る、長い変化の途中です。

呼吸できる空気さえ、この惑星の歴史が作ったもの。

浅い海に丸い層状構造が並ぶ、古いストロマトライトの復元情景

約35億年前

命の物語は、小さく始まる。

古い生命の痕跡

目に見える動物は、まだいません。微生物が残した層に、生命の長い歴史をたどります。

黒い火山岩の岸と海が広がる、地球初期の水のある風景の想像図

約44億年前

はじまりの海を、想像する。

地球初期の液体の水

古い鉱物の記録は、このころの地表に液体の水があった可能性を示しています。

暗い岩石の表面に溶岩が輝く形成期の地球の想像図

約45.4億年前

まだ、青い星ではない。

地球の誕生

岩石が集まり、衝突し、ひとつの惑星へ。あなたのいる場所の、途方もなく遠い始まりです。

あの街も、あの海も、あなた自身も。この星の時間の、その先にあります。